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世界に誇るLIMONTAの生地vol35

世界に誇るLIMONTAの生地 特殊なボンディング加工で
質感・発色・華やかさを生み出す

GANZOの新シリーズ「NALYA」では、創業120年を超えるイタリアの老舗ファブリックメーカー・LIMONTA(リモンタ)の生地を使用しています。その長い歴史の中で積み重ねた技術力は世界中のハイブランドから信頼されており、生み出される生地はまさに一級品。ここにGANZOの革を合わせることで新たな名品が誕生しました。

現代に受け継がれる
LIMONTAの歴史

1893年にイタリア・ロンバルディア州で創業したLIMONTAは、現代まで受け継がれてきた専用の織機を使用し、糸を編み上げます。専用機は非常に年季が入っており、1枚の生地が完成するまで4~5年程の期間を要するといいます。この由緒ある織機を長く使い続けていくために8/1~31の1ヶ月間はメンテナンス期間とし、完全に生産をストップ。もちろん生地のクオリティも一切の妥協はなく、20mの生地を編み上げるのに150m程の廃棄を出すこともあるのです。

LIMONTAが徹底する
独自の商慣習

こうして手間を惜しまず生み出された生地は、徹底的な管理と厳選された流通経路で取引されます。通常、生地を卸業者や代理店におろした後はその生地がどのような使われ方をするかを把握していないメーカーが多い中、LIMONTAは120年以上の歴史の中で一つも漏れることなく取引先を記録。また日本以外の国とは代理店を介さず、直接自社で取引していくことで知られており、こうした取引慣習からも並々ならぬ思い入れと自社プロダクトに対する自信が垣間見えます。

GANZOが惹かれた
唯一無二のボンディング加工

こだわりが詰まったLIMONTAの生地はいくつか種類がありますが、GANZOが選んだのはボンディング加工(表地と裏地を接着する加工のこと)が施されたポリエステル生地。生地自体は一般的な化学繊維と比較すると目が詰まっており、地厚なためハリと滑らかさが美しいのが特徴です。

注目すべきはボンディング加工技術の高さで、使用される「のり」がLIMONTAのためだけに作られた完全オリジナル。この特殊なのりを使用することで、通常数年で加水分解してしまう欠点を払拭し、生地に独特のハリとコシをもたらすのです。
この生地に合わせるのはGANZOオリジナルの飛騨牛のヌメ革で、互いの存在感を引き立たせるだけでなく強度確保の役割も果たします。革にはたっぷりとオイルを施しているため、豊かなエイジングも楽しむことができます。

STAFF PICKS

ヘルメットバッグ

1980年代以降のミリタリーヘルメットバッグがモチーフ。ハンドル、根革などの強度が必要なところに革を使用しました。正面のナスカンの革は二枚合わせになっています。スプリングフックと呼ばれる繋留用の金具もGANZOらしくゴールドの真鍮で再現。

ロールボストン

左右と中央のハンドルは漉き盛りと呼ばれるコバ漉きしたパーツを貼り合わせ、自然な立体感を演出。
メイン室のファスナーはコイル仕様にすることでアールの強い部分もスムーズに開閉が可能になりました。

2wayリュック

荷物を詰めて重量がかかった場合、背負い心地が悪くならないようショルダーベルトを改良。LIMONTAの生地でクッション芯をサンドして革で縁取り、たたきのステッチを入れることでミシン目に沿ってベルトが曲がり、よりフィット感が感じられます。ベルトの収納もスムーズな仕様となっております。

ブリーフケース

軽さを出すため、チェルボの同型よりも軽めな芯材を使用。柔らかいナイロンを自立させるために玉を入れています。背面のポケットは引っ張っても生地が破けたり、糸がほつれたりしないように三角の革を当てて補強。ハンドル芯は金剛紐を用いて強度と適度な硬さを出しています。

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