GANZO TIMES

GANZO TIMES VOL.05

GANZO TIMES VOL.05
TOOLS FOR THE GENTLEMAN 紳士のための道具

GANZO × Aerobull

フランス発ブルドッグ型
スピーカーに
GANZOの遊び心が加わった。

フランス「MusicLife」社から届いたのは、「エアロブル」と名付けられたフレンチブルドッグ型のスピーカー。遊び心あふれるアイテムに、ミネルバボックスのレザー製のハーネスをつけた。経年変化がよく表れるだけに、スピーカーも長く使いたくなる。
※直営店舗で展開中

STAFF PICKS

ブライドル クラッチバッグ

近年、メンズファッションの世界で浸透が進んだのがクラッチバッグだ。素材は英国の老舗タンナー「J&E セジュイック社」のブライドルレザーを使っている。頑強な素材ゆえ、成形には高い技術力が求められるが、その課題をクリア。立体的な成形を実現した。これまでのクラッチバッグ像を更新するビジュアルだ。
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サケット3 ショッパートート

イタリア語で「紙袋」を意味する「Sacchetto(サケット)」シリーズは、その名に違わない軽さが魅力だ。これが実現できたのは、バッグ本体を1枚革で仕上げているから。薄くて、軽い素材なので、使わない時はくるっと丸めてしまっておくこともできる。

シェルコードバン・シンブライドル
ミニ札バサミ

キャッシュレス化が進んで、現代人の財布の中身が軽くなっている。入れるのはクレジットカードに加え、現金払い用の紙幣を何枚かだけ。こんなミニマリストも多いのではないか。そんな人のために、GANZOはマネークリップを作った。こだわったのはサイズ感で、クレジットカードのサイズに合わせた。紙幣は縦に折って収納。このサイズなら、ワードローブのポケットのどこにでも滑りこませることができる。
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7QS-H トートバッグ

GAZNO独自開発のレザーが「7QS-H」だ。丹念に飼育管理された黒毛和種・飛騨牛のレザーに対し、「素材」「裁断」「すき」「縫製」「へり返し」「磨き」「仕上げ」という7工程を突きつめた。GANZOのクラフトマンシップに対する思想がこめられている。今回は、このレザーを使ってトートバッグを制作。タンニンなめしを内部に浸透させるため半年以上も寝かせた素材は、厚みを維持したまましっとりと柔らかく仕上がった。
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シェルコードバン ベルト

ベルトの色味や素材は、シューズやバッグ、グローブや帽子との相性を求められる。着こなしの「要」と呼んでも差し支えないアイテムだ。モノは上質なものを選びたい。品性と艶を兼ね備え、経年変化の妙が楽しめるシェルコードバンのベルトなら不足はないだろう。素材の艶感に負けないよう、バックルは丹念に磨きあげた。
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MEN, WORK, AND TOOLS

編集者の仕事は広がっている。
紙にとどまらず、リアルな世界に飛び出して
編集を続ける柴田隆寛氏に仕事観を聞いた。

Text: Toshihiro OKAMOTO /
Photography: Kengo KAWATSURA
柴田隆寛
1974年生まれ。創刊から約3年半にわたり、マガジンハウス
『& Premium』のエグゼクティブディレクターを務める。現在はメディアを問わず横断的に活動中。主な編著書に『TOOLS』など。

直近で手がけたお仕事を教えてください。

銀座三越さんと「ギンザグッドギフト」というプロジェクトを立ち上げて売り場やイベントを作ったり、北海道の「メムアースホテル」のプロジェクトメンバーとして開業準備を手伝ったり。また、今秋から「アカツキプレス」というアートとカルチャーに特化した出版レーベルもスタートさせました。紙に限らず、「場所」をつくるという意識で編集の仕事をしています。この感覚は自分が雑誌の世界で働き始めた頃から変わらないですね。

仕事上の「マイルール」はありますか。

1次情報を大切にするようにしています。まだ手垢のついていないヒト・モノ・コトを編集して広く届けたい。あと当たり前ですけど、人はやっぱり大切です。自分は「ギブ&テイク」という言葉が好きではないんです。いいと思ったモノや面白いと感じた人は、どんどんシェアしたい。まわりまわって、面白い出会いがやってくるんじゃないかと思っています。

革製品へのこだわりを教えてください。

革製品は長く使うモノなので、「素材のよさ」「耐久性」「デザインのシンプルさ」。この3つはモノを選ぶ際に大切にしていますね。

GANZOの職人に、自分だけのオリジナルを作ってもらえるとしたら、どんなモノを依頼しますか?

サコッシュはどうでしょう?GANZOさんに「サケット3」という商品がありますが、これをアレンジしてみたいと思いました。まず、デザインをさらにシンプルに。ショルダーベルト部分の金具や調節機能はあえて省く。次に内部にアクセスするためのジップはスナップボタンに変更。中にはペンとメモ、スマホが入るぐらいのポケットを1つ。素材は、やわらかく自然な風合いの「ミネルバボックス」がいいですね。色はビジネスのシチュエーションに合うブラックで。大きさはタブレット端末が入るぐらいで、厚みは極めて薄いマチで構いません。バッグインバッグ的な考え方で、メインバッグからさっと取り出して現場に向かうといったような使い方をしたいので、荷物がたくさん入る必要はありません。題して、「ジャーナリストサコッシュ」(笑)。どうでしょう?

いい名前ですね。ところで、サコッシュというシンプルなアイテムをさらにシンプルにする意図はどこにあるのでしょうか。

クオリティの高いものづくりを、GANZOさんがされてらっしゃるからです。装飾や付属品を削ぎ落とした分、革の本質が現れるというか、よりモノの表情や佇まいが美しくなる気がします。経年変化もダイレクトに楽しめるでしょうし、ぜひ作らせてほしいですね。

Producer: Shun SATO /
Art Director: Shinji MIZOGUCHI (lush)
Photography: Ryo HANABUSA /
Editor: Toshihiro OKAMOTO /
Translator: Taro NETTLETON
Printing: Tosho Printing Co,Ltd /
Publisher: GANZO
フリーペーパー“GANZO TIMES VOL.05”より一部抜粋。
詳細はオンラインストア、直営店配布の
“GANZO TIMES VOL.05”をご覧ください。
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