上質な革製品づくりは、タンナーから始まります。なめしによって動物の皮から艶やかな革へと生まれ変わった素材は、それぞれが微妙に異なった表情や性質を持っているものです。そうした革の風合いや個性を見極めながら、ひとつひとつの革製品は仕上げられていきます。一瞬の判断が必要とされる裁断と革漉き、革小物の命ともいえる、丹念に磨き上げられたコバ、鮮やかな線を描くステッチ。それらすべての行程がひとつとなって、GANZOの革製品の美しさとしなやかさ、そして堅牢さが生み出されていくのです。