【手のひらサイズのミニ財布】
どこかクラシカルな雰囲気の佇まい。コンパクトで薄く、カード2段と札口1、背側にサービスポケット1つ、小銭は覗き込みのシンプルなタイプ。
必要最低限の収納に特化したミニマルなミニ財布。更にホックで留まるため、バッグの中で開くことはなく、お尻のポケットにもすっぽり収まり、ストレスのない使用感をあじわっていただける。
小さい上に薄くてコンパクトな造りは持ち運びを軽やかにする。
【絶滅危惧種では無いヨシキリザメ(Blue Shark)の活用】
素材には気仙沼港で水揚げされたヨシキリザメ(Blue Shark)のみを使用(国産の天然素材)。
気仙沼では江戸時代末から続くサメ文化を守り、持続可能なサメ漁業を実現し、サメ資源を有効に活用し続けている。
サメは資源及び生態系保護の観点からも、余すところなく活用されている。例えば、伝統的な「天日干し」による昔ながらの製法を用い、約3ヵ月乾燥させて出荷される高級フカヒレは気仙沼の代名詞だ。そのほか、除去された軟骨にはコラーゲンがたっぷり含まれている為、サプリを始めとした健康食品などへの有効活用が行われている。
フカヒレを取った後のサメ肉は、かまぼこなどの加工食品の他、最近では新鮮なサメ肉をそのまま調理して使う試みも増えてきている。本製品に使用されているように皮も植物タンニンで鞣した上で革製品に加工されており、サメは捨てる所がない魅力的な魚種だと言える。
【ヨシキリザメ特有の表情】
ヨシキリザメ特有の水シボを強調したタンニンレザー。個体が持つ凹凸をアニリン仕上げによりコントラストを強調した。
表面も脱燐(ダツリン:鱗を落とす)と言う手法により、一枚ずつ手作業で鱗をおとし鞣しており、牛革と比較しても非常に手間をかけている鮫革。その為サメ肌と呼ばれているものの、手触りの良いタンニンレザーに仕上げている。また内装の素材にはイタリア産のフラットなショルダーヌメを使用。表の凹凸感と内装の平滑なコンビネーションを味わっていただきたい。
鮫革の大きな特徴として、メンテナンスが非常に楽な点が挙げられる。汚れが付きにくく、耐水性の高い革のため、メンテナンスをほとんどせずとも、きれいに使用することができる。一方でエイジングは進みにくいが、タンニン鞣しのため使用することにより艶感も上がり、自分だけの美しい財布となる。