【メタルとレザーのコントラスト】
シンプルなデザインながら、製法にも手を抜かず、フチに補強とデザインを兼ねた「玉べり」という手間のかかる手法を用いている。
内側に表情をもたせるため、後切りし内側を引き締めている。まるで額縁のようなくっきりとした輪郭となっている。
スナップボタンやウォレットコード用のハトメ、ファスナーなどに、存在感のあるメタルパーツを用いており、徐々に艶が出てくるレザーとの素材のコントラストも楽しいカジュアルな表情の二つ折り財布。
【GH5シリーズについて】
アメリカ シカゴのタンナー、ホーウィン社製オイルレザーを用いたシリーズ。 GH5ではタフなワークブーツにも多用される「クロームエクセル」を使用。北米産の成牛を原皮に、独自の製法によるコンビなめしを施しホーウィン社オリジナルのワックスを加えている。
GANZOで使われるのは、ホーウィン社に別注した「クロームエクセル厚口」の特別なレザー。
曲げたり、押したりした箇所の油分が周囲に逃げて、表面の色が浮かび上がり、色が明るく変化する、「プルアップレザー」と呼ばれる性質のレザーで、味わい深く美しい濃淡を見せ楽しませてくれる。
製法上、色落ちは避けられないが、使い込んだ革の擦れや付いた傷も味になるタフレザー。