ブライドルレザー実験
- Post
- Omotesando
本日は前回ご紹介したコードバン実験の反響があり
ブライドルでも同じように試してみました。
前回のブログは下記URLからご覧いただけます。
https://www.ganzo.ne.jp/blog/2607/
では早速やっていきましょう!
今回はシミが複数あるブライドルレザーをご用意しました。
バケツに水を溜めブライドルを水の中へ
水に入れたばかりだと水をすぐに吸収する箇所としない箇所があります。
今回も前回同様に吸収しにくい箇所は手で揉んでいきます。
水に浸し10分が経過
水が黄ばんでます…
今回は20分水に浸けてみました。
先程の水の色が更に濃くなり、むぎ茶のような色に…
水に濡れたブライドルを取り出し
水を拭いていきます。
前回もお伝えしましたが、拭く時はトントンと軽く叩くようにするのがポイントです。
軽く水分が取れましたら
お次は乾燥をしていきましょう。
乾燥をする場合 紙を挟むと水気が早く取れます。
乾燥をする時、型崩れもある程度直せるのでしっかりと元の綺麗な形に直していきます。
※乾燥の際に歪んだ状態にしますと歪んだ形状になってしまうので要注意
今回は革のみでやってますが財布の場合はカード段1枚1枚にセットするようにしてください。
今回は約1日ほどで水気がなくなりました。
革が乾燥したことにより新品並みの硬さになっております。
乾燥した状態がこちらになります。↓
次は油分がかなり抜けている状態ですのでクリームを入れていきます。
今回使用したクリームはこちらになります。
GANZO ブライドルレザークリーム
コロニル 1909 SUPREMEクリーム
最初にコロニルSUPREMEクリーム
2番目にGANZO ブライドルレザークリームを塗っていきます。
クリームを塗り、仕上げの磨きをした物がこちらになります。
色抜けをしていた箇所に関してはかなり目立ちにくくなっております。
ですが、水により濃くなっていた場所に関しては最初の頃よりも更に濃くなってしまいました。
全体的に色が変わったことで最初の状態に比べ良くなったのではないかと思います。
あくまでこの方法は早く目立ちにくくする方法を探す実験になります。
使い方の違いなどにより、全体的に綺麗になる場合、綺麗にならない場合がございます。
この方法を試される方は自己責任でお願いします。
前回のコードバン実験のブログを公開後、お問合せで実際の財布でやった場合どうなる?
とお問合せをいただきましたので実際の財布で試してみたいと思います。
コードバンを購入後、1ヶ月以内に水濡れをされる方が多々いらっしゃいましたので
現在、コードバン束入れを2週間~1ヶ月使用した財布を作っております。
エイジングサンプルが出来次第、実験を予定しておりますのでお待ちいただければ幸いです。
今回使用したサンプルはGANZO本店にございます。
試す前に1度見たい方やどんな感じになったか気になる方はご来店お待ちしております。
その他レザーでも実験を予定しております。
このレザーでやって欲しいなどありましたら、お気軽にGANZO本店にお問合せください。
GANZO本店
東京都渋谷区神宮前5-2-7
TEL 03-5774-6830
11:00 〜 20:00