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CORDOVAN—Dyeing section 引き継がれた水染め

CORDOVAN—Dyeing section 引き継がれた水染め

自然な風合いのコードバン

自然な風合いのコードバン

GANZOのコードバンは、タンニン鞣しされたコードバンの原皮に、アニリン染めと呼ばれる水染め製法で仕上げを行います。コードバンの仕上げから染色までを行うのは、革の加工・染色を行う「レーデルオガワ」。10代の頃に、コードバンの染色に魅せられた先代の研究開発と技術によって唯一無二の水染め製法は生まれました。染色を探求した先代の意思を引き継ぎ、水性染料を革の中にまで染み込ませる独自の染色方法により、創業50年になる現在も革本来の表面を生かした自然な風合いが楽しめるコードバンは製造されているのです。手触りの良いマットな質感や独特な透明感、艶などが特徴です。

仕上げまでの主な工程

脂入れ

コードバンに染み込みやすい特殊なレシピの脂を入れて、革を伸ばす作業を行います。革内部にまで浸透させ、余分な脂をスリッカーと呼ばれる道具で絞っていきます。この時に革を伸ばし切ることで、硬い頑丈な革になります。柔らかい革の場合、グレージングをかけたときに透き通った光沢が出せなくなるため、重要な工程です。

脂入れ
削り出し

削り出し

自然乾燥させた後、革の中間層にある厚さ1mmのコードバン層と呼ばれる緻密な繊維層を削り出していきます。コードバン層は硬い表皮に守られ、繊維のキメが細かく丈夫です。職人は革の裏面から繊維を壊さないように、コードバンを露出させていきます。革の表面にキズが付くとやり直しが利かないので、コードバンの削り出しには細心の注意が必要です。

グレージング仕上げ

グレージングマシンと呼ばれる革の艶出しを行う機械で革の表面を研磨していきます。機械の先端に生のメノウが付いたローラーで圧をかけることで、摩擦熱で水分が蒸発。ナチュラルな光沢を生み出します。この艶出しがアニリン染めコードバンの艶に直結しています。上澄みの光沢ではなく、革本来の色むらと下地の具合、繊維そのものが艶として表面に出てきます。

グレージング仕上げ

水染め工程へ

グレージング仕上げの後、水染め製法の工程に入っていきます。通常の水染めとは異なり、アニリン染めという片面だけに水染めの加工を施す作業です。この作業を終えて、革の加工・染色の工程が完了します。

こだわりのポイント

こだわりのポイント

レーデルオガワでは、輝きと手触りにこだわっています。使い込んでいくと、手に吸い付くような手触りになっていき、5年、10年と長く経年変化をお楽しみいただくことができます。長くお使いいただくことにより、革本来の表情が少しずつ出てくるのがポイントです。大量生産が難しく、多くの作業工程、期間を経てコードバンは製造されています。

水染めの魅力

通常の水染めは、水の中に染料を入れて、革の全面に色を染み込ませる丸染製法です。一方、レーデルオガワの開発したアニリン染めという水染め製法は、片面だけに水染めの加工を施す丘染製法です。この製法により、革全ての表面にある模様がそのまま透き通って見えるようになるのです。

作り手の想い

レーデルオガワの水染め製法は、先代から引き継がれた、他所では再現できない継承の技です。コードバン製品に馴染みのある方はもちろん、コードバンを初めて見る方でさえも、完成されたコードバンの透き通るような美しい艶と、その滑らかな手触りに、感動することでしょう。私たちのコードバンシリーズは、こうした作り手たちの革に対する飽くなき向上心や情熱、こだわりによって現代へと受け継がれ、進化し、今に続いているのです。

水染めの魅力 / 作り手の想い
#16 CORDOVAN—Tannage’s Section
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